テレビ朝日「朝まで生テレビ」・12月8日の持つ意味 (平成16年11月6日)

 テレビ朝日の「朝まで生テレビ」を早朝まで見た。番組はアメリカ大統領選挙の結果を受けて、今後の日米中関係を中心としたテーマで議論が進行していった。
 番組を最後まで御覧になった方はお気づきでしょうが、靖国問題を議論中、司会の田原総一郎氏をはじめとして多くのパネリストの口からは小泉総理の靖国参拝を批判し、東京裁判によってA級戦犯になった英霊を分祀すべきだという意見が多かったと思います。ところが視聴者の意見が番組の中で紹介されると、一番、多かった意見は「中国に靖国参拝を認めさせるべきだ」というものでした。また意見を送った人の6割以上が靖国参拝に賛成と答えています。
 それに対して、田原総一郎氏は「こんな結果がでるから、中国は日本を信用しないんだ」と発言をしていました。私は田原氏は国民(視聴者)の声を素直に受け入れるべきだと思いました。

 ここで、昭和30年6月に元タイ駐屯軍司令官であった中村明人陸軍中将がタイ王国に国賓待遇で招待された時に、タイ王国首相ククリット・プラモード氏(当時)が新聞に書いた「12月8日」という記事を紹介します。
『日本のおかげで、アジアの諸国はすべて独立をした。日本というお母さんは、難産して母体をそこなったが、生まれた子供はすくすくと育っている。今日東南アジアの諸国民が、米英と対等に話しができるのは、一体誰のおかげであるのか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである。この重大な思想を示してくれたお母さんが、一身を賭して重大決心をされた日である。われわれはこの日をわすれてはならない。』 
(12月8とは昭和16年12月8日のことです。)

 

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