日本政府の対応は弱腰だ(韓国漁船の違法操業)    (平成17年6月3日)

 長崎県対馬沖で、海上保安庁と韓国海洋警察庁が日本の排他的経済水域( EEZ )に入って、逃走した韓国漁船「神風(シンプン)号」を挟んで、 40 時間近くにらみ合いが続いた事件が決着した。
  そもそもこの事件は神風号が日本の排他的経済水域に入り不法操業しているところを海上保安庁の巡視艇が発見し、国連海洋法条約に基づいて停船を命じたにもかかわらず、神風号がそれを無視した上、神風号に乗り込んだ2人の海上保安官を乗せたまま逃走したことが発端となった事件だ。
  最終的に日韓両国による政治的決着で事件は解決した?が、日本政府の対応を見る限り、韓国漁船「神風号」が100%悪いにもかかわらず、韓国ペースで交渉が行われた印象を強く受けたのは私だであろうか。
  おまけに韓国国内におけるこの事件の報道を見る限り、いかに韓国人が嘘つき(歴史の改竄も得意)かということいが良くわかります。
  韓国は昭和 27 年 1 月 18 日に、一方的に公海上に李承晩ラインを引き日本の漁船を拿捕し、多くの日本人を抑留しました。同年2月4日には第1大邦丸が拿捕され、漁労長が射殺されています。その後も昭和 40 年の日韓国交正常化までの 13 年間に約 300 隻近い漁船が拿捕され、 4000 名もの日本人が抑留され、その過程で 50 名近い日本人が死傷している現実を日本人は知るべきだ。
   また、細田博之官房長官の記者会見での相変わらずの主権意識のない発言には唖然(失望)とした。細田長官の発言からは日本の国益を真剣に考えているとは到底思えない。
  5月 29 日に米田健三氏が講演の中で、「相手が邪なことをするときには報いが必要だ」と訴えたれたことが思いだされた。
  今後、第2、第3の「神風号」事件が起こった時、日本政府は今回と同じ対応をとるのだろうか?

 

 

 

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